既婚者が恋愛を語るのもどうかと思いますが、
もうはるか昔、ティーンエイジャーの頃のお話です。
私が初めてお付き合いした人、いわゆる彼氏ができた
のが14歳の時。
中学の一つ上の先輩でした。
なぜその人とつきあうことになったのか記憶が定かで
はありませんが、私から告白してつきあうことになっ
たのは覚えてます。
14歳といえば男の子に興味が芽生えるお年頃。
友達との会話は好きな人や彼氏をつくることばかりで、
その時も好きな人と付き合うっていうよりも、付き合
うってどういうこと?に興味があったように思います。
だから何となく背も高くて顔のいい先輩を選んだ気が
します。
つきあった当初はその先輩が当時としてはかなりの
おしゃれさんで、イケてる男子とは思わなくて、お付
き合いして初めて周りにいる男子とはちょっと違うこ
とに気づきました。
15歳にしてはとにかくおしゃれでカリスマ性がありました。
若き日のモートン・ハルケット(A-haボーカル)に
似てましたね。
付き合ってしばらくして私の彼ってひょっとして凄い
カッコいい?のかもと思い始めました。
それと同時に、なんでこんなカッコいい人が自分と
つきあってくれたのか、不思議に思うようになりまし
た。
彼自身は私の事を凄く大切にしてくれたし、好きで
いてくれました。
けれど、それとは反対に彼との違いを認識すればする
ほど、私の気持ちはどんどん違う方向へ行ってしまう。
自分にコンプレックスがあった訳じゃないんやけど、
私と彼は合わないような、何か違うような、はっきり
と彼が嫌いとかそういうのではなく、14歳が感じる
ことに理屈なんてないのかもしれないけど、ただ感じ
るままに彼が好き!っていう感覚、実感がなかったと
いうか、とにかく私にとって、彼は特別な人とは思え
なくなってしまったんです。
今思うとなんともったいないことか…(´;ω;`)ウゥゥ
そんな彼とは高校も同じだったので、その後引っ付い
たり離れたりを繰り返しました。
けれど結局私が社会人になって1年目、なんとなく
ギクシャクしているところに、彼がマルチにはまって
しまい、成人式を迎える頃には完全に別れてしまいま
した。
実は、高校を卒業した時、この彼から結婚してほしい
と言われたことがあります。
当時の私には将来の夢なんかなかったけど、だからと
いって結婚願望など全くなかったし、なんとなく言葉
を濁してそのうちにみたいな感じで逃げた記憶があり
ます。
まあ縁がなかったんでしょうね。
別れたきり一度も会ったことはありませんし、風の
噂も聞かないので、どこで何をしてるのか、結婚して
子供がいるのかも分かりません。
怖いものみたさで死ぬまでに一度会ってみたい気もしますが…