今年の3月の終わり。
前会社（食品加工）の次長に仕事中に突然声をかけ
られた。
「きらさん（私）今ちょっと時間ありますか？」
次長は毎日顔をあわせるけどめちゃくちゃ忙しい人
なんで個人的に話しかけられることはほとんどない。
「私ですか？」
「その仕事終わってからでいいのでミーティング
ルーム来てもらえますか？」
勘弁してよ。何の話やねん。(;^_^A
「かしこまりました。」
速攻で仕事を終わらせてミーティングルームに行く
と次長はニコニコしながら
「大丈夫です。そんな難しい話ではないので」
と言ってきた。
その笑顔が怖いねん(;^_^A）
次長「きらさん今仕事はどんな感じですか？」
私「どんな感じと申しますと…」
次長「かなり難しい仕事振ってますよね。自分が
見てる限り難なくこなしてるように見えるけど。」
私「難なくこなしてるなんてとんでもないです。」
次長「まぁ、あの仕事は今まで自分がやってきた
ことなんで、実際大変な仕事振ってると自覚して
ます。」
私「そうですね。責任重大やなって思って毎日
やってます」
次長「そうですか、ありがとうございます。そこでね、
難しいことを頼むついでにね、ちょっとお願いがあり
まして」
私「お願い・・・」
次長「自分が見てる限り今の仕事は完璧にやって
もらえてるし、この業務はできないとかないです
よね？」
私「完璧と言ってもマニュアル通りにやってるだけ
です。ただ私の中で振られた業務はできると思って
振ってこられたんだなって思ってます。
主任からも無理なら無理って言ってほしいと言われ
てるので…今のところは何とかご期待にそえてる
と理解してます。」
次長「そうですね。自分が見ててもミスなくしっか
りやって頂いてるし、自分がきらさんに駄目だしす
ることはないです。お願いしたいことというのはね
今の業務を社員に代わって回してもらえないかと
いうことなんです。」
私「社員さんの代わりに回すとはどういうことで
すか？社員さんと同じ業務をするという事ですか？」
次長「そうですね。簡単に言うと、社員が休みの時
にきらさんが社員の代わりに事務の業務を回すと
いうことです。」
私「それって他のパートさんに業務指示をすると
いうことですか？」
次長「そういうことですね。他のパートさんに業務
指示を出してその日の出荷業務を全て完結させると
いうことです。」
私「あー・・・」
次長「なのできらさんの勤務時間内に現場作業が
終わらない場合は残業もしてもらわないといけ
ないです。実はこの話しはまだ誰にも言ってなく
て、自分の独断できらさんに話してます。もし、
きらさんにOKしてもらえるなら相応の時間給を
本社に掛け合うつもりです。もちろん残業代も
アップしますのでそこは安心してください。」
私「ちょっと突然のことで…今すぐお返事でき
ないです」
次長「そうですよね。自分明日から出張なんで
その間じっくり考えてもらって、帰ってから
返事もらえますか？」
私「わかりました。」
次長「いい返事待ってますよ(笑)」
こんな感じで15分くらいで話は終わったんやけど、
（誰にも話してない、自分ときらさんだけの話し）
と言われてたので、主任に相談することもできないし
もうその日はどうしようどうしようで仕事にならん
かった。
つづく
