お見送り

家族のこと

私の近くに住む親族は、母と同世代なので高齢の方

が多いです。

叔父に続き、叔父の弟、叔母の義母が立て続けに

亡くなり通夜と葬儀に参列しましたが、在りし日の

遺影を見つめてると、小さい頃遊んでくれた親戚の

おじちゃんやおばちゃんの思い出がよみがえって

懐かしさで涙がこぼれました。

 

昭和の時代は親戚がみんな近くに住んでたし、まるで

大家族のように仲が良かったし、団結力がありました。

親戚の誰かが困っていれば、みんなで助ける。

今ではそういうの余計なお世話なんやろうけど、

昔はそれがあたり前でしたね。

 

子供の頃の写真を見ていると、お正月、お盆、法事

なんかで本当によく親戚が集まってましたね。

旅行にもよく行きました。

大勢の親戚のおじちゃんおばちゃんに囲まれて、

うざいと感じることもあったけど、そのおじちゃんも

ばちゃんもいつの間にかみんな亡くなってしまいま

した。

本当に寂しいですね…

 

今は昔と違って葬儀も質素で、本当に近しい者だけで

最後のお見送りしました。

 

こうして頻繁に親族を見送ることが増えてくると、

否応なく死生観を意識しますよね。

 

私の祖母は生前、

「人間は死んだらそれでしまい。テレビのスイッチ

が切れるのと同じ。プツンと切れたらそんでしまい

や!」

とよく言ってました。

 

本当に、

人は亡くなった瞬間にスイッチが切れるとするなら、

スイッチが切れる直前まで意識はあるんやろか。

その間どんなことを思ってるんやろうか。

自分の一生を振り返るんやろか。

それとも、誰かのことを思ってるんやろか。

それは後悔なんやろか、感謝なんやろか。

 

私ならどうやろう。

その瞬間をまだまだ想像はできないけど、

今突然スイッチが切れるのだけは勘弁してほしい

かな…

 

懐かしい写真を一枚。

昭和50年頃です。

私(小さい女の子)の横にいるのが祖母です♡

旅行に行った時のものですが何処に行ったのかは

覚えてません。

右側のオヤジ二人は、先日亡くなった叔父と15年前

に亡くなった大叔父です。

一体何を見てるんやろ?

 

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