自分が信じていたものに疑いを感じた時、
怒りの感情が収まらない時、訳もなく悲しい時、
自分の事が大嫌いな時、大切な人を失った時…
怒りや悲しみといった明確な感情はいつも波のように
押し寄せる。
いくつもの波は干渉しあい、いずれ大きな波となり
心を打ちひしぐ。
波には絶対抗えない。
抗えば抗うほどもみくちゃになって深い闇へと沈んで
しまう。
だから膝を抱えてじっと丸くなるのだ。
何もしないでひたすらじっと耐えるのだ。
そうすれば、いずれ静かに波は引いていく。
負の感情だけを、波は静かに連れていく。